馬の瞳をみつめて 渡辺はるみ著

馬の瞳をみつめて 渡辺はるみ著 に関する記事です。
馬の瞳をみつめて 渡辺はるみ著

渡辺牧場に嫁いだ渡辺はるみさんの日常を描いた本です
出版は2002年なのですが、先週買いました

渡辺牧場?ご存じないですか?
ナイスネイチャの牧場です^^

この本を読むと
牧場でどんなことをやっているのか良くわかります

しかしこの本で言いたいのは競走生活を終えた馬の
将来を考えてほしいということです

はるみさんは自分のところで生産した馬を引き取り
最後まで面倒をみようとしています
でも、馬房等施設の問題、また金銭的な問題で引き取ったものの
安楽死せざるをえない
また、安楽死させる前提で引き取った馬もいます
安楽死させるときの様子が多く書かれていますが
読んでいると、ものすごくしのびない気持ちになります


競走馬は走るために生産され、走らないと処分される
わかりきったことですが
この本を読むと考えさせられてしまいます

全馬を功労馬として面倒を見るのは無理ですから
せめて重賞勝ち馬はJRAで功労馬として最後まで育ててほしい

売り上げの1%、いや0.1%でもいいから功労馬を育てるお金に使ってほしい
そんな気持ちになりました

廃用となった馬のゆくえ
<下野新聞 月たちのバズル 競走馬の殺処分>から引用

黒鹿毛(くろかげ)のサラブレッドを積んだトラックが、宇都宮市川田町の市食肉地方卸売市場に到着した。荷台から素直に降り、数十頭の肉牛がうごめく鉄さくの中に、つなぎ留められたサラブレッド。翌日、みけんに鉛色の小型銃が突き付けられた。直径八ミリの鉄棒が銃口から飛び出す。「バンッ」。同時に崩れ落ちた。こうして「過酷なトレーニング」を続けたサラブレッドの一生は終わった。
▽抵抗しない
馬を運び込み、解体した食肉卸売業者によると、このサラブレッドは日本中央競馬会(JRA)の馬主が所持していた三歳牝馬。サラブレッドの平均体重は四五〇−五〇〇キログラムとされるが、この馬は三八〇キログラムと小さく、体力もないため、馬主が「使い物にならない」と判断。厳しい調教を重ねてきたが、デビューさえできず、その生涯を終えた。「競走馬だって、引退後、餌をうんと食わして肥育すれば、いい肉になんだ。でも金が掛かるから、そんなことする馬主はいない」。卸売業者は続けた。「そこいらのスーパーや料亭の赤い馬肉は、ほとんど競走馬の肉だ」同市場に二〇〇三年度に搬入されたサラブレッドは四百八十頭。月平均で約四十頭が、食肉処理されている。JRA馬主が手放した馬が八割を超え、残りの二割は宇都宮競馬の引退馬という。「馬は人間に対する不信感を持っていませんから…。抵抗することはまず、ありません」と同市場管理課の島方洋之課長。今日もまた鍛え抜かれた赤肉が、脂肪が多く白く見える牛肉と並び、大型保冷庫に収められた。
▽9割以上が
「これまで何百頭という馬と、つらい別れを繰り返してきた」。三十年以上にわたり、サラブレッドの調教に当たる県地方競馬調騎会の菅原末治会長(65)は語る。宇都宮競馬を引退する馬は年間約百二十頭。このうち老齢や能力不足などの理由により、乗馬クラブに引き取られ、第二の生涯を歩むことができるのは、わずか十頭ほど。九割以上はレース中のけがが致命傷となり、復帰できず処分される。骨折した馬は放置しておけば、一晩で死んでしまう場合が多い。このため、レースで故障した馬のほとんどは、その日のうちに食肉卸売業者に引き渡される。「走れなくなった馬の行く末は馬主が決めることで、おれたちは口出しできないが…。手塩にかけて育てた馬が殺される時は、やるせなくて、仕事も手に付かないさ」一方、JRAでも年間数千頭に及ぶ馬が、殺処分され、食肉やペットフードの材料へと姿を変えている。「ファンに知れるとイメージダウンになるので詳しい数字の公表は控えています」。JRA関係者は打ち明けた。「愛情もあるでしょうが、おおよそ馬主にとって、牛や豚と同じ経済動物なんです」冷え込んだ二月下旬の早朝、菅原さんの厩舎(きゅうしゃ)内運動場で、ひづめが土をける音が鳴り響く。「利口なもんでしょ」。新聞を読む菅原さんの周囲を一頭の馬が円を描いてひたすら走り続けていた。「人のために作られ、人のために生きて、人のために死んでいく。それが競走馬だよ。馬の肉? うまいとは聞くけれど口にはできないね。人の肉を食えってのと同じ。自分らとともに生きた同志みたいなもんだからさ」



この本でも紹介されていますが
イグレット軽種馬フォスターペアレントの会今、ここの会員になろうかと思ってます

ナイスネイチャもここにいます


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